電子発注・電子指図・信託データ開示
特徴
- 証券会社への電子受発注、受託銀行・証券保管振替機構への電子指図、受託銀行からのファンド情報(取引・残高・運用実績)受信、などXNETネットワークや外部機関ネットワークを介してデータ受送信する仕組みです。入力作業や照合業務の自動化・効率化に寄与します。
- XNETネットワークはXNETユーザのみがVPNルータ-(暗号化ルータ)で相互接続する環境であり、アプリケーションの通信機能もXNET独自のプロトコルを使用しており、インターネットから隔絶されたセキュアな基盤で設計されています。
- XNETフロントシステム(FrontTrade/T-WAVE)は、機関投資家社内の部署間連絡を電子化し、証券会社との相互通信を実現するシステムです。ファンドマネージャーのデータ作成管理・コンプライアンスチェック・各種モニタリング、トレーダーの執行条件設定・コンプライアンスチェック・発注データ送信・アロケーション・出来受信・照合・ミドル/バック部門との連携、コンプライアンス部門のルール設定・証跡モニタリング、管理部門の執行分析、など外部会社間接続を包含した仕組みです。
- センター型指図STPもしくは直接型指図STPは、受託銀行・証券保管振替機構(決済照合システム約定照合、投信振替システム)・グローバルカストディアンに対してXNET-STPセンターを介して(もしくは直接接続で)指図データを送信するスキームです。XNET-STPセンターでは過去データを10年間保存しており、ユーザリクエストにより参照することが可能です。またNTTデータジェトロニクス社との連携によりSWIFTへの指図発信機能も備えております。
- 信託データ開示は、受託(信託)銀行が自社で管理するファンドの売買異動取引データや銘柄残高データおよび運用実績データ(アセット集約データ)をXNETフォーマット(取引DB、残高DB、運用実績DB)で開示するネットワークサービスです。入力作業や照合業務を自動化することを狙ったスキームです(受託銀行との契約を伴います)。取引/残高データは日々更新され、昨日までの状況を参照・コピー取り込みすることができます。運用実績データは月次(決算日含む)となります。新商品対応、制度変更対応など開示されるデータはXNETシステムと連動しております。
システム概要
対象導入業態
・生命保険会社、損害保険会社、投資顧問会社、投資信託委託会社、信託銀行、地方銀行